伝統工芸品「七宝焼」発祥の地、
愛知県七宝町にて1883年よりつづく窯元
「田村七宝工芸」



「七宝焼」は愛知県七宝町(現・あま市七宝町)発祥の伝統工芸品。
金属にクリスタルガラスを焼き付ける工芸品。
ロクロを回す土、セラミックなどとは歴史、用途、素材共に大きく異なる。
ロクロ系の陶芸、陶器製品は日用品から派生して現代に至るに対し、
七宝焼は最初から美術宝飾品として栄えた。
なので、七宝は素材から見ても用途を見ても「陶芸」ではなく、
金属を使うからといって「金属工芸」でもなく、
クリスタルガラスを使うからといって「ガラス工芸」でもない。
金属工芸とガラス工芸をあわせた合体工芸「七宝工芸」という独立ジャンルになる。
カテゴライズとしては宝石と同じく物品税がかかっていたこともある。

「宝石で絵を描く。デザインされた宝石」
というイメージが一番形容詞として合う。


素地に銀、銅などの素材を使用し、
その上にリボン状の純銀線を立てて絵柄を描く。
この手間のかかる作業を行うことにより、より繊細なデザインが可能となる。
線自体も銀でできているためキラリと光る線となる。

ニュアンスをつけるのに銀箔、金箔を使用する。
釉薬(ゆうやく、絵の具のこと)は
クリスタルガラスを砂状に粉砕したものを使用する。
この色鮮やかな釉薬により、色彩豊かな工芸品となる。

「焼いて出すまで何が出てくるかわからない」といった偶然美はなく、
すべてが計算美で完成する。
どの作品も、工程ごとに焼成を行うため、
完成までに8回程度焼くこととなる。

手間と時間がかかる工芸ではあるが、その鮮やかな色合いや艶、
色あせない輝きは世代を超えて愛されている。


愛知県七宝町(現・あま市七宝町)発祥の伝統工芸品。
この地域の七宝焼は「尾張七宝」とも呼ばれ、技術力が高いとされている。


我が家は・・・・・
「田村七宝工芸(たむらしっぽうこうげい)」といい、
七宝町にて1883年(明治16年)から代々続く七宝焼の窯元。
現在「四代目の田村丈雅(たむらたけまさ)」が当主となる。



色褪せることのない鮮やかな美しさ、艶、歴史を、そして
数少ない職人の繊細技術を、どうぞ知ってください。

tamura takemasa 紫陽花文様七宝花瓶 / 田村丈雅

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