太田美由紀

七宝焼職人

作家 太田美由紀 

MIYUKI OOTA

東京にて生まれる。多摩美術大学卒業後、四代目・太田丈雅(田村丈雅)と結婚し、田村七宝工芸にて従事。

毎年作品を発表し、愛知県知事賞、東京都知事賞など数々の賞を受賞。

雪解けをデザイン化し幾何学模様にするなど、前衛的なデザインの作品に好評を得ている。青色の釉薬を使った作品が多いことから、「美由紀ブルー」と呼ばれている。

女性の七宝焼制作団体「大和撫子+(やまとなでしこプラス)」代表。東日本大震災復興支援のため、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の額制作。削られた木片にてお守り作り、現在も募金活動中。

先人たちの技術を習得しつつ、今後も様々な制作活動を通して、七宝焼の可能性を追い続け高めていきたい。

略歴

1981年多摩美術大学絵画科油画専攻 卒業
2001年第32回東海伝統工芸展「鈴蘭文様七宝花瓶」初出品、初入選
2002年第33回東海伝統工芸展「垂れ桜文様七宝花瓶」入選
2005年第36回東海伝統工芸展「有線七宝花瓶『満』」入選
2006年第37回東海伝統工芸展「松葉文様七宝花瓶」入選
2007年第38回東海伝統工芸展「枇杷文様七宝花瓶」入選
2008年第39回東海伝統工芸展「雫文様七宝花瓶」東海伝統奨励賞(岐阜高島屋賞)受賞
2009年第40回東海伝統工芸展「林檎文様七宝花瓶」入選
2010年第41回東海伝統工芸展「小波文様七宝花瓶」名古屋市教育委員会賞受賞
2011年第42回東海伝統工芸展「雪解文様七宝花瓶」名古屋市長賞受賞
2012年第43回東海伝統工芸展「潮騒文様七宝花瓶」入選
2013年第44回東海伝統工芸展「筒形七宝花瓶『南天』」入選
2015年第46回東海伝統工芸展「泡沫文様七宝花瓶」入選
2016年第47回東海伝統工芸展「怒涛飛沫文様花瓶」入選
2017年第48回東海伝統工芸展「銀杏文様七宝花瓶」入選
2018年第49回東海伝統工芸展「五角露文様七宝花瓶」入選
2019年第50回東海伝統工芸展「流文様七宝花瓶」入選
2020年第51回東海伝統工芸展「せせらぎ文様七宝花瓶」入選